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はじめてのおとなの奥歯「6歳臼歯」の予防ガイド|さいたま市の小児歯科

小児歯科

こんにちは。
さいたま市浦和区の歯医者「せきぐち歯科こども矯正歯科」です。

 

乳歯と永久歯が生えかわる時期は、お口の環境が少しずつ変わっていきます。
そのなかで、乳歯の歯列の奥に静かに生えてくるのが「6歳臼歯」です。
これは第一大臼歯という奥歯の永久歯で、食べる・話す・飲み込むといった毎日の動きを支える要の歯です。同時に、非常にむし歯リスクの高い歯でもあります。
そこで今回は、お子さんの大切なはじめてのおとなの奥歯である6歳臼歯がむし歯にならないように、周りの大人ができる対策を「予防ガイド」として解説します。

 

院長

関口 一樹 院長

経歴
2005年 東京歯科大学 卒業
2015年 関口歯科医院 副院長
2025年 せきぐち歯科こども矯正歯科 院長


医院名:せきぐち歯科こども矯正歯科
所在地: 〒330-0071
埼玉県さいたま市浦和区上木崎5丁目16−1

 

 

まずは知っておきたい「6歳臼歯」とは?


6歳臼歯には、ほかの永久歯とは違う特徴があります。
それは、乳歯が抜けた場所に生えてくる歯ではなく、乳歯列のさらに奥に、新しく生えてくるはじめての永久歯であるということです。
6歳臼歯(第一大臼歯)は上下左右で4本そろい、噛む面が広いのが特徴で、噛むときの力をしっかりと受け止める役割があります。
生えはじめの間は、ゆっくり生えてくるため背が低く、噛む面の一部が歯ぐきに覆われていることもあります。
お口の奥に位置しているため見えにくく、「噛む面の溝が深い」というケアしづらい特徴が重なるため、磨き残しがたまりやすい時期が続くのです。

 

 

お口の中がよく見える環境を整えて「仕上げ磨き」を

お子さんの奥歯のケアをする際は、まずお口の中が奥歯までよく見える環境を整えることが第一歩です。
明るい場所で手鏡を使い、デスクライトや小型ライトを斜めから当てると、噛む面の溝まで確認しやすくなります。

 

生えかわりが終わる小学校高学年ごろまでは、寝る前に仕上げ磨きする習慣をつけましょう。
歯ブラシはヘッドが小さく、毛先が細めのものがおすすめです。
ご家族で仕上げ磨きの時間と担当を決めておくと、お子さんへの声かけがスムーズになり、毎日続けやすくなります。

 

6歳臼歯の溝に歯ブラシの毛先を届かせる磨き方

生えたての6歳臼歯は噛む面の溝が深く、見えにくい場所に汚れが残りやすい歯です。
次の順番で歯ブラシの当て方を意識すると、短い時間でも仕上がりが変わります。

▪歯ブラシは鉛筆のように軽く持つ
▪歯ブラシを奥歯に届くまで斜めに入れる
▪毛先を歯面(噛む面の溝、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間)に当てる
▪毛先が広がらない程度の軽い力で磨く
▪1ヶ所につきおよそ20回以上を目安に丁寧に磨く
▪大きく往復せず、小刻みに動かす
▪仕上げに指で表面をそっと触れ、ざらつきが残っていないか確かめる

仕上げ磨きに強い力は必要ありません。
適切な位置と角度にフィットすれば、歯ブラシの毛先が汚れをかき出してくれます。
お子さんがくすぐったがるときは動きをさらに小さくし、一度に完璧に磨き切ろうとせず、できたところまででいったん区切って続きから再開しましょう。
痛みや出血が続くときは、早めに歯科にご相談ください。

 

歯と歯の間はデンタルフロスで仕上げを

歯ブラシだけでは、どうしても届かない部分があるため、デンタルフロスも取り入れましょう。
初めて使う場合は、持ち手付きのフロスが扱いやすくおすすめです。
慣れてきたら糸巻きタイプに切り替えることで、歯のカーブに沿ってスムーズに動かすことができます。糸を歯に沿わせて上下に動かし、歯ぐきを傷つけないよう優しく行いましょう。

 

フッ化物入りの薬用歯磨き剤を取り入れる

フッ化物は、歯の表面の硬い層であるエナメル質の「再石灰化」を助け、酸への抵抗性を高めます。
再石灰化とは、唾液に含まれるカルシウムやリンが歯に戻り、酸で溶けかけたエナメル質を修復して硬さを取り戻す働きです。
再石灰化で歯を強化するために、フッ化物が配合された歯磨き剤を選び、年齢に合った濃度や量を守って使いましょう。

 

歯磨き剤のフッ化物イオン濃度と使用量の目安は、つぎの通りです。

▪歯が生えてから2歳までの子ども:900~1,000ppmFの歯磨き剤を米粒の大きさ程度
▪3〜5歳の子ども:900~1,000ppmFの歯磨き剤をグリーンピースの大きさ程度
▪6歳〜成人・シルバー世代:1,400~1,500ppmFの歯磨き剤を歯ブラシのヘッド部分全体にかかる程度

歯科医院で行う「フッ素塗布」と併用した場合、乳歯むし歯の減少率が約65%になったという報告もあります。
「フッ素塗布」については、乳幼児に継続して行うことでむし歯を半分に減少させたという結果も出ています。
フッ素塗布は年に2回以上継続することが効果的です。ぜひ定期的に受けることをおすすめします。


参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「フッ化物配合歯磨剤」 >


参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「フッ化物歯面塗布」 >

 

 

食習慣で気を付けること



▪お口の中に常に食べものや飲みものが残っている状態にしない
▪水分補給の飲みものは水を基本とし、甘味のある飲みものは量と時間を決める
▪おやつは時間や場所を決めて食べるようにする

時間を決めず、いつまでも飲食し続けることを「だらだら飲食」といいますが、この食習慣は子どもにも大人にも、どなたにとっても「むし歯の大敵」であることは変わりありません。
お口の中が酸性に傾いている時間が長くなることで、むし歯になりやすい口内環境をつくってしまうのです。
また、飲みものは水を基本にし、甘い飲みものは量や飲む時間を決めて摂るようにしましょう。
乳酸菌飲料やスポーツ飲料、野菜ジュースにも糖がたくさん含まれていますので、注意が必要です。
12歳児の平均むし歯数は、1人当たりの年間砂糖消費量が多くなるほど増える傾向がみられたことが昭和30年代から約30年間にわたる国内の調査で明らかにされています。
糖の摂取回数や量をコントロールすることが、子どもの歯を守る近道です。
ぜひ、ご家族皆さんで食習慣の見直しに取り組んでみてください。


参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「甘味(砂糖)の適正摂取方法」 >

 

 

お子さんの6歳臼歯のお悩みは「せきぐち歯科こども矯正歯科」にご相談を

6歳臼歯は、ご家庭での予防ケアの工夫と、歯科での予防ケアを組み合わせることで、むし歯から守ることが可能です。

 

さいたま市の「せきぐち歯科こども矯正歯科」は、子どもの予防に力を入れています。
ご家族の生活リズムに合わせて続けやすい方法を一緒に考えますので、6歳臼歯をはじめ、お子さんのむし歯予防についてのお悩みは、ぜひ当院にご相談ください。
仕上げ磨きのコツやフロスの通し方も、実演しながら丁寧にお伝えします。

「今からでも間に合うかな?」と迷ったときが、ちょうどよいタイミングです。お子さんの将来の歯の健康を守るために、どうぞお気軽にご相談ください。


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