COLUMN コラム

浦和区の歯医者|歯磨きが肺炎予防につながる?むし歯だけでない予防歯科の取り組み

むし歯 予防・クリーニング 定期検診 歯周病

歯磨きは、むし歯予防のイメージが強いですが、「むし歯予防以外にも効果はあるのかな?」と気になったことはありませんか。

 

じつは、毎日の歯磨きはお口の中を清潔に保つだけでなく、全身の健康にも関わっていると考えられています。
その一つとして注目されているのが、歯磨きと肺炎予防の関係です。
お口の中の環境が乱れると、むし歯や歯周病だけでなく、全身の健康に影響をおよぼす可能性があるのです。

 

今回は、歯磨きと肺炎予防の関係をわかりやすく解説し、すぐに取り入れられるお口のケアのポイントについてもご紹介します。

院長

関口 一樹 院長

経歴
2005年 東京歯科大学 卒業
2015年 関口歯科医院 副院長
2025年 せきぐち歯科こども矯正歯科 院長


医院名:せきぐち歯科こども矯正歯科
所在地: 〒330-0071
埼玉県さいたま市浦和区上木崎5丁目16−1

 

 

歯磨きは肺炎予防につながる可能性があります

毎日の歯磨きは、むし歯や歯周病の予防だけでなく、肺炎の発症リスクとも関係している可能性があります。

 

65歳以上の方を対象とした調査では、歯磨きの回数が少ない人ほど、肺炎を経験した割合が高い傾向がみられました。

 

特に、肺炎球菌ワクチンを接種していない方では、1日3回以上歯を磨く方に比べ、1日1回以下の方のほうが肺炎を経験した割合が高かったと報告されています。

 

肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌が原因で引き起こされる肺炎の発症や重症化を防ぐことを目的とした予防接種です。


参照:東京科学大学|「歯みがきが一部の高齢者の肺炎の発症を減少させる可能性」―機械学習を用いた高齢者の疫学データ解析― >

 

ただし、歯磨きだけで肺炎を防げるわけではありません。
肺炎予防には、肺炎球菌ワクチンの接種と毎日の適切な歯磨きに加え、日常的な感染対策も重要です。
手洗いやうがいの習慣や、外出時のマスク着用やバランスのよい食事、十分な睡眠をとるなど、免疫機能を低下させない生活習慣を心がけましょう。

 

 

お口のケアと肺炎リスクの関係

お口の中には多くの細菌が存在しており、お口のケアが不十分な状態が続くと、細菌が増えやすくなります。

 

口から食道へ入るはずの唾液や食べものが、誤って気管に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)といいます。
お口の中に細菌が多い状態で誤嚥が起こると、細菌を含んだ唾液や食べものなどが気道に入り、肺炎を引き起こすことがあります。

 

誤嚥は特別な病気がある場合だけでなく、加齢による飲み込む力の低下や唾液量の減少などによって起こりやすくなります。
そのため、お口の中を清潔に保つことは、全身の健康を考える上でも重要な役割を持つといえるでしょう。

 

 

健康維持のためのお口のケアのポイント

お口の健康維持には、歯科での定期検診とあわせて、毎日のセルフケアを正しく行うのが重要です。

 

歯磨きは「歯の表面」や「歯と歯の間」に付着する歯垢を取り除くのに効果的です。
歯垢は食べかすではなく、お口の中にもともと存在する細菌が集まってできた「細菌のかたまり」です。
食後数時間ほどで形成され、放置するとむし歯や歯周病だけでなく、全身の健康にも影響をおよぼす可能性があります。

 

自分に合った歯ブラシを選ぶ

歯磨きの効果を高めるには、自分のお口に合った歯ブラシを選ぶことが大切です。

 

ヘッドの大きさは、親指の幅程度を目安にしましょう。
ヘッドが大きすぎると奥歯まで届きにくく、細かい部分の汚れが残りやすくなります。

 

また、毛のかたさは、歯ぐきの状態に合わせて選ぶのがポイントです。
歯ぐきが弱っている場合や出血しやすい場合は、やわらかめから普通程度の毛の硬さの歯ブラシが向いています。

 

汚れの溜まりやすい箇所を意識した歯磨きを行う

以下の4つの箇所は、汚れが溜まりやすい部分です。

・歯と歯のすき間
・歯と歯ぐきの境目
・奥歯の噛む面の溝
・歯が重なって並んでいる部分

 

汚れが残りやすい箇所を意識し、歯ブラシを小刻みに動かしながら丁寧に磨くのが大切です。

 

また、磨く順番をあらかじめ決めておくと、磨き残しを防ぎやすくなります。
歯並びに沿って一定の方向に進めていく方法がおすすめです。

 

デンタルフロスや歯間ブラシを取り入れる

歯ブラシだけでは、「歯と歯の間」の汚れを十分に落としきれないため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用しましょう。

 

使用するタイミングは、歯磨きの前でも後でも問題ありませんが、少なくとも1日1回以上、デンタルフロスや歯間ブラシを活用したケアを取り入れることが大切です。

 

むし歯予防にフッ素を活用する

フッ素には、歯を強くし、むし歯になりにくくする働きがあります。

 

フッ素入りの歯磨き粉を使用した後は、うがいを少量の水で1回程度にすると、フッ素が歯に残りやすくなります。

 

歯科で定期的にクリーニングを受ける

毎日のケアで落としきれない汚れや歯垢は、歯科のクリーニングで定期的に除去しましょう。

 

歯垢は時間が経つと硬い歯石に変わり、そのまま放置するとさらに歯垢が付きやすくなります。
歯石は歯ブラシで取り除くことができないため、歯科で専用の器具を用いた除去が必要です。

 

また、歯並びや磨き方の癖に応じた歯磨き指導を受けるのも大切です。

 

 

「自宅でのケア」と「歯科でのケア」を続けましょう

お口の健康を守るには、自宅での歯磨きと歯科で行うケアの両方が重要です。

 

お口のケアの基本は毎日のブラッシングですが、ご自身の歯を長く保つには、定期的な歯科でのケアが欠かせません。
実際に、歯科で歯石の除去や歯の表面を清掃するなどのケアを受けたり、歯磨きについてのアドバイスを受けたりしている方は、歯を失うリスクが低くなることがわかっています。

 

 

当院では、幅広い世代の方々の予防ケアに取り組んでいます

毎日の歯磨きは、むし歯や歯周病の予防だけでなく、全身の健康を守る上でも大切な習慣です。

 

日々のセルフケアと、歯科での定期的なケアを続けることで、お口の健康を長く保ちやすくなります。

 

当院では、むし歯や歯周病の予防に加え、かみ合わせのトラブルを防ぐ予防ケアにも力を入れています。
大切な歯をできるだけ多く残せるよう、定期的なチェックとクリーニングを行い、お口の状態を確認しながら、トラブルの早期発見と予防につなげています。

 

お子さまからシニアの方まで、お一人お一人の状態に合わせたケアを行い、歯磨きの方法や歯ブラシ、デンタルフロスなどのデンタルグッズの選び方についても、丁寧にお伝えしています。

 

お口の健康を長く保ちたい方や、予防ケアでお困りの方は当院までご相談ください。


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