COLUMN コラム

さいたま市の歯医者|根管治療は怖い?そのままにした場合の影響と治療の流れを解説

根管治療

「根管治療」と聞いて、「痛そう」「怖い」というイメージを持っていませんか。
根管治療とは、進行したむし歯の治療のことです。
耳慣れなかったり、どのような処置をするのか想像できなかったりすることで、そんな誤解につながってしまうのかもしれませんね。

 

根管治療が必要になるのは、むし歯が歯の神経まで達したときや、以前に治療した歯の根の中で再び細菌が繁殖したときです。

 

治療を先延ばしにしていると、歯ぐきの腫れや強い痛みが生じるだけでなく、最終的には歯を抜かなければならないケースもあります。

 

適切なタイミングで根管治療を受けることで、ご自身の歯を長く使い続けられる可能性が高まります。

 

今回は根管治療の具体的な流れや、神経の治療を先延ばしにするリスクなどについてわかりやすく解説します。

 

院長

関口 一樹 院長

経歴
2005年 東京歯科大学 卒業
2015年 関口歯科医院 副院長
2025年 せきぐち歯科こども矯正歯科 院長


医院名:せきぐち歯科こども矯正歯科
所在地: 〒330-0071
埼玉県さいたま市浦和区上木崎5丁目16−1

 

 

根管治療は怖い治療ではなく歯を残すために必要な処置です

根管治療は、歯の根の中にある「根管(こんかん)」と呼ばれる細い管を清掃・消毒する治療です。

 

「歯の神経を抜く治療」と聞くと、強い痛みを想像される方も多いかもしれません。
しかし実際には、麻酔を使いながら丁寧に処置を進めるため、治療中の痛みは抑えられることがほとんどです。
根管治療は歯を抜かずに残すことをめざす、大切な治療です。

 

根管治療に不安を感じる理由

根管治療に不安を感じる理由の一つに、「痛そう」というイメージがあります。
また、治療回数が複数回にわたることや、治療時間が長くなることへの不安を感じる方も少なくありません。

 

こうした不安の多くは根管治療の内容や流れがわからないことから生じており、あらかじめ治療内容を理解しておくだけで気持ちが楽になる場合もあるでしょう。

 

根管治療の目的と重要性

根管治療の目的は、歯の根の中に入り込んだ細菌を取り除き、再び感染が起きないよう根管内を封鎖することです。
こうした治療によって歯そのものを残しながら、噛む機能の維持がめざせます。

 

人間の歯は、一度失ってしまうと二度と元には戻らず、入れ歯やインプラント、ブリッジといった方法で補う必要があります。

 

「神経を抜いたら歯が弱くなる」と心配される方もいらっしゃいますが、治療後に適切な被せ物をすることで、引き続き噛む機能を果たせます。

 

治療せず歯を失うよりも、根管治療を受けて歯を残すことをめざす方が、長い目で見てお口の健康につながるといえるでしょう。

 

 

神経の治療を先延ばしにするリスク

「痛みが治まったからもう少し様子を見よう」「忙しくてなかなか時間がとれない」などと感じて、治療を後回しにしてしまうことはありませんか。

 

しかし、症状が落ち着いたように見えても、歯の内側でむし歯が進行している場合があります。
ここでは、治療を先延ばしにした場合に起こり得るリスクをお伝えします。

 

細菌が増え続ける

むし歯が神経まで達した歯の根管内は、細菌にとって非常に繁殖しやすい環境です。

 

細菌が増えると、根管内の炎症が悪化し、ズキズキとした強い痛みや歯ぐきの腫れにつながります。
また、細菌は根管の中にとどまらず、根の先端から顎の骨の中へと広がっていくため、早めの対処が重要です。

 

根の先に膿の袋(根尖病変)ができる

治療をしないまま細菌が増え続けると、歯の根の先端に膿の袋ができる場合があり、これを「根尖病変(こんせんびょうへん)」といいます。

 

根尖病変ができると、歯ぐきにニキビのような膨らみが現れたり、噛んだときに痛みを感じたりする場合があります。

 

歯を失う原因となる

根管治療を受けずにいた場合、最終的には歯を抜かなければならない可能性があります。

 

根の周囲の骨が大きく溶けてしまったり、歯が割れてしまったりすると、どれだけ丁寧に治療を行っても歯を残すことが難しくなるためです。

 

全国の歯科医院で行われた抜歯原因調査によると、むし歯由来の抜歯は実に47%にのぼり、歯を失う最大の原因となっています。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、選択肢が少しずつ狭まっていくことがあるため、なるべく早い段階で歯科に相談しましょう。


参考:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「歯の喪失の原因」 >

 

 

根管治療の具体的な流れ

根管治療の流れを知っておくことで、治療への不安や緊張をやわらげるのにつながります。

 

1.検査・診断

痛みや歯ぐきの腫れ、歯の状態を確認した上で、レントゲン撮影による詳しい検査を行います。

 

根尖病変が見られる場合、レントゲン写真には「黒い影」として映し出されるのが特徴です。
検査の情報をもとに、お一人お一人に合わせた治療計画を立てます。

 

2.むし歯になっている部分を削る

細菌に感染している部分を丁寧に取り除き、根管へとアクセスするための穴を開けます。

 

むし歯は外から見える以上に内部で広がっていることが多いため、感染した部分はすべて取り除くことが大切です。
この際、治療後に歯が噛む力で割れないよう、形を整えながら処置を進めます。

 

3.根管内の清掃・消毒

根管の中から細菌や感染した神経を取り除き、内部を洗浄・消毒する工程です。

 

根管は非常に細く複雑に曲がりくねっているため、根管治療は、繊細で精度が求められる難易度の高い治療です。
そのため、根管内の清掃や消毒には、専用の器具を使った繊細な治療が行われます。

 

この工程は一度の通院で終わらないことが多く、数回にわたって丁寧に消毒を繰り返します。

 

「通院回数が多い」と不安に感じるかもしれませんが、細菌をしっかり取り除くための大切なステップです。
治療の途中で通院をやめてしまうと再感染のリスクが高まるため、最後まで通い続けることがとても大切です。

 

4.根管充填(根の中をふさぐ)

根管内の清掃・消毒が完了したら、根管内に再び細菌が入り込まないよう、生体に無害なゴム状の材料などを使ってすき間なくふさぎます。

 

5.被せ物の装着

最後に、歯の機能を回復させるための仕上げを行います。
歯の内部が空洞になっているため、土台を作って歯を補強し、その上から歯全体を覆う被せ物(クラウン)を装着します。

 

 

ご自身の歯を長く使い続けるために、根管治療は最後まで受けましょう

根管治療は、怖い治療ではなく、大切な歯を守るための治療です。
治療を途中でやめてしまわず、最後まで通い続けることが、歯を長く使い続けるためにも大切です。

 

当院では、むし歯治療において肉眼の最大20倍まで視野を拡大できるマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用しています。
根管のような細く複雑な部位も精密に確認しながら治療を進めます。

 

「根管治療が必要といわれたが不安で踏み出せない」「以前治療した歯が気になっている」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。


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