浦和区の歯医者|子どもの口呼吸は要注意!むし歯・歯並びとの関係

「気づくと子どもが口を開けている」「寝ているときに口で呼吸している」こうしたお子様の様子が気になる保護者の方は多いでしょう。
口呼吸は一時的な癖と思われがちですが、むし歯や歯並び、顎の成長にまで影響する場合があります。
そのため口呼吸の原因を確認し、早めに対処することが大切です。
今回は、子どもの口呼吸が引き起こすリスクや原因、ご家庭でできる対策について、わかりやすく解説します。

関口 一樹 院長
経歴2005年 東京歯科大学 卒業
2015年 関口歯科医院 副院長
2025年 せきぐち歯科こども矯正歯科 院長
医院名:せきぐち歯科こども矯正歯科
所在地: 〒330-0071
埼玉県さいたま市浦和区上木崎5丁目16−1
子どもの口呼吸がむし歯や歯並びに影響する3つの理由

子どもの口呼吸は、むし歯のリスクを高めるだけでなく、歯並びや顎の発育にも影響をおよぼします。
見た目の癖にとどまらず、お口の健康や成長に関わる問題のため、早めの対応が大切です。
1.お口の中が乾燥し、むし歯のリスクが高まる
お口で呼吸をすると、お口の中が乾きやすくなり、むし歯のリスクを高めます。
唾液には細菌の増殖を抑えたり、食べかすを洗い流したりする働きがありますが、口呼吸でお口の中が乾燥すると、唾液の作用が十分に得られなくなるのです。
その結果、むし歯の原因となる細菌が増えやすい環境となり、むし歯のリスクを高めてしまいます。
2.プラークが落ちにくくなり、細菌が増えやすくなる
口呼吸による乾燥は、細菌のかたまりであるプラーク(歯垢)が落ちにくくなる原因となります。
口呼吸によってお口の中に常に空気が入り込むと、歯に付着したプラークの水分が蒸発し、歯の表面にこびりつきやすくなります。
こびりついたプラークは歯磨きだけでは落としにくく、歯の表面に残ったプラークの上に新たにプラークが付着して、細菌が増えやすくなるのです。
3.舌や筋肉のバランスが崩れ、歯並びや顎の発育に影響する
口呼吸が続くと舌や唇・頬の筋肉のバランスが崩れ、歯並びや顎の発育に影響します。
歯は外側からの唇や頬の力と、内側からの舌の力のバランスで適切な位置に保たれています。
しかしお口が開いた状態が続くとこのバランスが崩れ、前歯が前に出たり、顎の横幅が十分に広がらず歯が並ぶスペースが不足したりする場合があるのです。
口呼吸につながる、おもな原因
口呼吸には、いくつかの原因が考えられます。
適切な対策をとるためにも、まずはどのタイプに当てはまるのかを知ることが大切です。
鼻のトラブルによる口呼吸(鼻性口呼吸)

鼻づまりなどのトラブルがあると、鼻呼吸がしにくくなり口呼吸につながります。
たとえば次のトラブルが原因となります。
・アレルギー性鼻炎
・慢性副鼻腔炎
・アデノイドの肥大(鼻の奥にあるリンパ組織が大きくなり、空気の通り道をふさいでしまう状態) など
鼻呼吸が難しい状態が続くと、無意識のうちに口呼吸の癖がつきやすくなるのです。
歯並びや口元の形による口呼吸(歯性口呼吸)

歯並びや口元の形が原因で、お口が閉じにくくなり、口呼吸になる場合があります。
たとえば次のケースもお口が開きやすくなる要因の一つです。
・前歯が前に出ている「出っ歯」
・奥歯で噛んでも前歯がかみ合わない「開咬(かいこう)」
・歯が重なってデコボコに並ぶ「叢生(そうせい)」
このような状態では、意識してもお口を閉じ続けるのが難しく、口呼吸の習慣化につながります。
習慣による口呼吸(習慣性口呼吸)

特別な原因がなくても、お口を開けたままにする癖があると、口呼吸が習慣化しやすくなります。
お口を閉じる力(口唇閉鎖力)が弱くなると、唇や頬、舌の力のバランスが崩れます。
その影響で、上の前歯が前に傾いて出てきたり、上顎の横幅が十分に広がらず、歯が並ぶスペースが不足したりすることがあります。
口呼吸のチェックポイント

口呼吸の可能性は、日常の様子からある程度判断できます。
次の項目にいくつ当てはまるか確認してみましょう。
・口を開けていることが多い
・口を開けて寝ていることがある
・口がよく渇く
・1分以上口を閉じていられない
・口を閉じて食べるのが難しい
・日中や睡眠中に鼻づまりがある
・朝や昼間に口臭が気になる
これらに複数当てはまる場合は、口呼吸が習慣になっている可能性があります。
むし歯や歯並び、顎の発育にも影響することがあるため、早めの確認と対策が重要です。
参考:新潟大学「⼦どもの“お⼝ぽかん”の有病率を明らかに−全国疫学調査からみえた現代の新たな疾病−」 >
子どもの口呼吸を改善するためにできること

子どもの口呼吸は、原因に応じたケアを続けることで改善が期待できます。
日常生活の中で取り組める方法も多いため、無理のない範囲で習慣化していくことが大切です。
鼻づまりをケアする
鼻づまりがあると、鼻呼吸がしにくくなり口呼吸につながります。
まずは鼻で呼吸しやすい状態を整えることが重要です。
鼻づまりの原因を確認するため、耳鼻科を受診しましょう。
舌の位置を確認する
舌はお口を閉じたときは、上顎に軽く触れている状態が自然な位置です。
舌が下がっていると、お口が開きやすくなり口呼吸につながります。
普段から舌の位置を意識することで、適切な呼吸やお口の使い方につながります。
舌やお口周りの筋肉を鍛える
舌や唇の筋肉が弱いと、お口を閉じる力が不足し口呼吸が続きやすくなります。
たとえば「あいうべ体操」はお口周りや舌の筋肉をバランスよく動かすトレーニングで、自宅で取り入れやすい方法です。
お口を大きく「あ・い・う」と順番に動かし、最後に「べー」と発音するように舌を前に出す動きを1回として行います。
また、ぶくぶくうがいもお口をしっかり閉じる練習になり、筋肉の強化につながります。
歯科でチェックを受ける
口呼吸の背景には、歯並びやかみ合わせ、顎の発育が関係していることもあります。
自己判断だけでは原因の特定は難しいため、歯科でのチェックを受けることが大切です。
原因に応じたアドバイスや必要な治療を受けることで、根本的な改善につながります。
子どもの口呼吸が気になる方は当院までご相談ください

子どもの口呼吸は、むし歯や歯並びだけでなく、顎の成長やお口の機能にも関わるため、早めの対応が大切です。
「ただの癖かも」と思っていても、背景に歯並びや筋肉の使い方の問題がかくれていることもあります。
当院では、成長期のお子さまに対する小児矯正に力を入れており、顎の発育を活かした治療を行っています。
舌や唇、呼吸の使い方を整える口腔筋機能療法(OMT)にも対応しており、口呼吸の改善につながるトレーニング環境を整えているのが特徴です。
お子さまの状態に合わせて、無理のない方法で改善をめざせるようサポートいたします。
気になる症状がある場合は、当院までご相談ください。










