COLUMN コラム

さいたま市の歯医者|大人もフッ素塗布を受けたほうがいい?期待できる効果やメリットを解説

予防・クリーニング

「フッ素塗布は子どもが受けるもの」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

フッ素(フッ化物)塗布は大人のむし歯予防にも取り入れられている「予防ケア」の一つです。

 

毎日の歯磨きでしっかりと汚れを取り除くことに加え、歯科で定期的にフッ素塗布を受けることで、むし歯になりにくいお口の環境づくりにつながります。

 

今回は、大人がフッ素塗布を受けるメリットやフッ素の働き、歯科で行うフッ素塗布と市販のフッ素入り歯磨き剤との違いについて解説します。

 

院長

関口 一樹 院長

経歴
2005年 東京歯科大学 卒業
2015年 関口歯科医院 副院長
2025年 せきぐち歯科こども矯正歯科 院長


医院名:せきぐち歯科こども矯正歯科
所在地: 〒330-0071
埼玉県さいたま市浦和区上木崎5丁目16−1

 

 

大人もフッ素塗布を受けることで、むし歯予防が期待できます

フッ素塗布は子どもだけでなく、必要に応じて大人にも行われる予防ケアです。

 

フッ素は、歯が生え始めた乳幼児からシニア世代の方まで、生涯にわたってむし歯予防に活用されています。
特に大人では、歯ぐきが下がることで露出した歯の根元にできる「根面むし歯(こんめんむしば)」の予防に役立つとされています。

 

歯の表面は「エナメル質」という硬い組織に覆われていますが、歯の根元にはエナメル質がありません。
そのため、歯ぐきが下がって根元が見えるようになると、むし歯になりやすい状態になるのです。

 

また、次のような方はむし歯のリスクが高くなるため、歯科で定期的にフッ素塗布を受けるのがおすすめです。

・歯ぐきが下がり、歯の根元が見えている方
・矯正治療中の方
・お口が乾きやすく、唾液の分泌が少ない方

 

フッ素塗布は1回だけで十分な効果が続くものではありません。
むし歯予防には、歯科で定期的にフッ素塗布を受けることに加え、毎日の歯磨きでのフッ素入り歯磨き剤の使用や、丁寧なセルフケアを続けることが大切です。

 

 

フッ素の持つ3つのむし歯予防効果

フッ素には、むし歯を予防する3つの働きがあります。

 

再石灰化を促進する

フッ素には、初期段階のむし歯の修復を助ける働きがあります。

 

食事をすると、お口の中では歯の表面からカルシウムやリン酸などの成分が溶け出しますが、唾液にはそれらを元に戻す「再石灰化」という働きがあります。
フッ素はこの再石灰化を促すことで、歯の修復を助け、初期段階のむし歯の進行を抑える効果が期待できるのです。

 

歯の質を強くする

フッ素は歯に取り込まれることで、酸に溶けにくい丈夫な歯質づくりを助けます。

 

むし歯は、むし歯菌が作り出した酸によって歯が溶かされて進行する病気です。
フッ素塗布によって歯の質を強くすることで、酸に溶けにくい歯になり、むし歯のリスクを減らすことにつながります。

 

むし歯菌の働きを弱める

フッ素には、むし歯菌が酸を作り出す働きを抑える作用もあります。

 

むし歯菌は、食べものや飲みものに含まれる糖分を利用して酸を作り、その酸によって歯を溶かします。

 

フッ素によって酸が作られにくくなることで、歯が溶けるリスクを減らしてくれるのです。

 

 

歯科で行うフッ素と市販のフッ素入り歯磨き剤の違い

歯科で行うフッ素塗布と、市販のフッ素入り歯磨き剤は、どちらもむし歯予防を目的としていますが、フッ素の濃度や使用方法に違いがあります。

 

フッ素の濃度

歯科では、フッ化ナトリウム2%(フッ化物イオン濃度約9,000ppm)といった高濃度のフッ素を使用して歯に塗布します。

 

一方で市販のフッ素入り歯磨き剤は、フッ化物イオン濃度が1,500ppm以下と定められています。
現在販売されているフッ素入り歯磨き剤は、1,450ppm程度までの製品です。

 

歯科のフッ素塗布は、歯科医師や歯科衛生士の管理のもとで行うため、比較的高濃度のフッ素を使用できる点が特徴です。


参考:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「フッ化物歯面塗布」 >


参考:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「フッ化物配合歯磨剤」 >

 

使用方法

歯科でのフッ素塗布は、定期検診やクリーニングと合わせて定期的に受ける予防ケアです。

 

一方、市販のフッ素入り歯磨き剤は、毎日の歯磨きで継続して使用することが重要です。

 

歯科でのフッ素塗布だけ、あるいは歯磨き剤だけではなく、両方を取り入れることで、より効果的なむし歯予防につながります。

 

 

フッ素塗布は定期検診と合わせて受けるのがおすすめです

フッ素塗布の効果を十分に発揮するには、定期検診と合わせてフッ素塗布を受けるのがおすすめです。

 

お口の状態を確認してフッ素塗布を行う

歯科では、まずむし歯や歯ぐきの状態、磨き残しの有無などを確認してからフッ素を塗布します。

 

お口の状態を把握してから処置を行うことで、お一人お一人に合わせた予防ケアにつながります。

 

また定期検診は、初期のむし歯や歯周病などが見つかった場合も、早い段階で対応しやすくなる点がメリットです。

 

クリーニングで汚れを除去する

歯科で行うクリーニングでは、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)や歯石を取り除きます。

 

プラークとは、細菌のかたまりです。
歯磨きで落としきれなかったプラークは時間が経つと歯石になり、歯ブラシでは除去できなくなります。

 

プラークや歯石は、むし歯や歯周病の原因となるため、定期的にクリーニングを受けてお口を清潔に保つことが大切です。

 

歯磨き方法を見直してむし歯を予防する

毎日歯磨きをしていても、磨き残しがあるとむし歯の原因となるプラークがたまりやすくなります。

 

定期検診では、磨き残しが多い場所や歯並びに合わせた歯磨き方法の指導を受けられます。
ご自身に合った歯磨き方法を身につけることで、毎日のセルフケアの質が高まり、むし歯予防につながるでしょう。

 

お子さまと一緒に予防ケアを始めるのがおすすめです

お子さまと一緒に予防ケアに取り組むことで、ご家族全員のお口の健康づくりにつながります。

 

歯が生えてから2歳ごろまでは、900~1,000ppmのフッ素入り歯磨き剤を米粒程度使用し、1日2回歯磨きを行うことが推奨されています。
うがいが難しいお子さまは、歯磨き後にティッシュなどで歯磨き剤を軽く拭き取ってもよいでしょう。

 

また、保護者の方も定期検診やフッ素塗布を受け、お子さまと一緒に予防に取り組むことがおすすめです。
家族で歯科に通い、毎日の歯磨きや食生活を見直す習慣をつけることで、お子さまはもちろん、ご家族全員のお口の健康を守ることにつながります。

 

 

フッ素塗布のご相談は当院まで

フッ素塗布は、大人のむし歯予防にも効果が期待できる予防ケアです。

 

むし歯は治療するだけでなく、予防を続けることが大切です。
当院では、定期検診やフッ素塗布を通じて、お子さまから大人まで生涯にわたるお口の健康づくりをサポートしています。

 

ご自身のお口の健康を守りたい方や、お子さまと一緒に定期的なケアを始めたい方は当院までご相談ください。


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